【福祉の豆知識シリーズ】歴史・雑学編①
① 福祉の起源とその歴史
「福祉」という考え方は、実は古代までさかのぼります。
古代ギリシャやローマの時代、人々は貧しい人や病気の人への助け合いを「社会の責任」として自然に行っていました。
宗教の教えや共同体の精神が、その支えとなっていたのです。
時代が進むと、近代ヨーロッパでは国家が「社会保障」として福祉に関わるようになります。特に19世紀、産業革命で都市に労働者が集中し、貧困や病が社会問題となったことをきっかけに、福祉制度の必要性が広く認識されていきました。