【福祉の豆知識シリーズ】
お金と支援制度編 パート2-①
① 介護テクノロジー導入支援事業費補助金
介護テクノロジー導入支援事業費補助金 〜現場の「ラクする」を応援〜
介護現場では、職員の業務負担や人材不足が大きな課題となっています。
その解決策の一つが「介護テクノロジー」の活用です。
厚生労働省や各都道府県では、介護ロボットやICT機器の導入を支援するため、
「介護テクノロジー導入支援事業費補助金」を実施しています。
補助の対象例
- 見守りセンサーやナースコール連携システム
- 移乗・移動支援のための介護ロボット
- 入浴や排泄の支援機器
- 記録・情報共有を効率化する介護ソフト
- 通信環境整備(Wi-Fi等)
補助率・上限
- 補助率:導入費用の 3/4程度(自治体により異なる)
- 上限:数十万〜数百万円(都道府県の要綱で規定)
申請の流れ
- 自治体の交付要綱を確認
- 補助対象機器をリストアップ
- 導入目的・業務改善計画を作成
- 申請(交付決定前に発注してはいけません)
- 実績報告(導入効果の確認が求められます)
ポイント この補助金は、単なる機器購入支援ではなく、「働きやすい職場づくり」を目的としています。
導入の際は「何がラクになるのか」「どんな効果が期待できるのか」を明確にしておくと、申請やその後の運用もスムーズになります。
本記事の内容は一般的な情報提供を目的としたものであり、制度の詳細や条件は自治体や厚生労働省の交付要綱によって異なります。
補助金の適用可否や申請手続きについては、必ず所轄の自治体や関係機関の最新情報をご確認ください。
当法人では本記事の内容に基づく行為によって生じたいかなる損害についても責任を負いかねます。